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Vol.5 | ||||
しかし、ここはペルー。 日本大使館占領事件があったところですよ。気を緩めないように! Aさんが車で迎えに来て15分位走っただろうか、3階建てのマンションの前で止まると、横から何やらあやしい奴(Tシャツ、短パン姿)が
近づいて来て、車の中を覗き込んだ。なんやこいつは。 案内されて2Fへ上がると、奥さんが笑顔で迎えてくれた。
「ブエナス タルデス(こんばんは)」私はおぼえたてのスペイン語で挨拶した。 綺麗な奥さんで、Aさんがペルーに住み着いた訳が少し分かったような気がした。 少しの雑談の後、ペルーの家庭料理(セビッチェなど)がテーブルに出され、Oさんと食べて見ると、おいしい。味付けなどは日本人の口に合う。 ワインを飲みながらペルーの話しを聞いた。 少し酔いがまわってきた。私、Oさん、Aさん一家で記念撮影をし、午後10時30分頃、ホテルに帰る。 12月6日 朝5時 空港へ 朝6時30分 飛行機で リマ〜イキトスへ(アマゾン) 朝8時着、約1100キロの距離でした。 飛行機の中からアマゾン川が見えてきた。 日本の面積の19倍という流域面積、 飛行機を降りるとすごい熱気、暑い。 ここも出口に客引きがいっぱいいる。
Aさんがカウンターでホテルの値段や場所を聞いている。話しの結果ホテルの車が迎えに来てくれるそうだ。
車中は暑く、クーラーは付いていない。空港の イキトスの市内へ近づくにつれ、少しづつ街並み 20分位でホテルに到着。ここもホテルとはいっても、ただ寝るだけに使うものだ。 急いでシャワーを浴びて着替える。
そして、ペルー国立アマゾン調査研究所へ 。
事務所の入口で検問を受けて中に入ると、長靴に派手な柄のズボン、Tシャツ姿のおばさんがこちらを見て笑っている。 もしかしてこの人が聞いていた植物学の先生か? ・・・・当たり。エルサ先生だ。
まずプレゼントを渡した。(浮世絵のハンカチ、いろ紙、こちらでは喜ばれる) ナスカのカタログを見せ、通訳してもらいながら話しをしていると、先生がカタログに載っている私の写真を見て笑った。 病気の時とは全く違い、今はとても良い表情をしている。「ガンに勝つ為には精神が非常に大事だ」と。 K大学のM先生の実験結果の説明とともに、キャッツクロウはガンや免疫低下抑制、糖尿病、胃腸病、リウマチ、 などに非常に有効な植物だと話すと、先生も笑顔でうなずく。 そして、アマゾンには、ガンやエイズ、難病に効く植物が、まだ沢山あると思うが、他に有効と思われる植物がないかと質問すると、先生はカバンからノートを取り出して私達に見せた。
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